毎日エクステンション・プログラム
「山東省の古代遺跡を訪ねる旅」 <報告・1日目>

<1日目> 9月24日  出国・入国 & 「中秋節」

出発当日、東京の天候は残暑後24℃前後の曇り空。成田国際空港・第1ターミナル南ウイングの4階国際線出発ロビー・Dカウンター付近に午前8時30分の集合となっていましたが、1時間ほど前には既にお二人が待機されており、1年ぶりの再会の挨拶を済ませました。暫くしてもうお一人が笑顔で現れ、更に、今回飛び入り参加となった方も現れ、早々に全員6名が出そろいました。互いに挨拶を交わした後、早速、スーツケースを預けるため、全日空のカウンターへと進みましたが、係員に自動チェックイン機で登場手続きを済ませるよう案内されました。周囲の外国人を含め、各自、初めての機械での搭乗手続きとあって、搭乗券を確保するまでに一苦労でした。カウンターでスーツケースを預け、出国手続きを済ませた後、搭乗時間まで余裕があったため、関係者への土産物の買い物や喫茶コーナーで過ごし、搭乗案内を待ちました。

午前9時半過ぎ、青島行きNH927便の搭乗案内があり、機内に乗り込むと中国人観光客等でほぼ満席状態でした。機は定刻10:00を少し過ぎてから離陸、飛行中ほとんど揺れもなく順調に航行を続け、約3時間半を経て定刻の現地時間12:35前後に快晴の「青島流亭国際空港」に無事到着しました。入国審査前では外国人が長蛇の列ができていましたが、ここでも新たな機械を相手に、10本の指の指紋採取が行われていました。但し、70才以上は免除とのことで、該当する二人は笑顔での入国でした。

スーツケースをピックアップして大勢の出迎え客で賑わう到着ゲートに向かうと、満面に笑みを浮かべた全線ガイドの李ジュンさんと現地ガイドの劉偉さんが両手を振って出迎えてくれました。李ジュンさんは今回を含め、過去の考古学ツアーの旅行手配を一手に引き受けてくれていましたが、全線ガイド役は初めてのことで、前日から青島市に入りし、市内観光を一人で満喫していたことが後日、判明しました。一方の現地ガイド・劉偉さんは現地旅行会社の幹部で、山東省の歴史や名所旧跡は当然ながら、日本の歴史や観光地にも詳しく、今回、日本の考古学愛好家が山東省の古代遺跡を訪ねるというので、事前の考古研究に余念がなかった等、長年、日中両国の友好親善に尽くしておられる真面目な方でした。

空港


午後1時過ぎ、一行を乗せた車は、青島市内から北へ約32キロに位置する「青島流亭国際空港」から西へ約350キロ離れた済南市を目指し、済南‐青島高速道路を進んでいきました。山東半島の南海岸、膠州湾東側に小さく突き出た半島先端に位置する青島市内の建物群が遠くに見え隠れする北ルートの高速道路は、湾を跨ぐ橋が延々と続いていました。車窓からは遠くの岩山や原野、トウモロコシや野菜畑が続く中、三国志等の歴史から泰山や曲阜等の名所旧跡について劉偉さんの解説を聞きながら、専用車は広大な大地を順調に進みました。やがて途中で、江青夫人の生まれ故郷という諸城県のパーキングエリアに入り、トイレ休憩となりました。中国の公共トイレは最近、急速に改修・改善されつつありますが、ここのトイレには何と驚きのタブレットの広告版が便器の前に備えつけてありました。

休憩を終えた一行は旅の疲れで仮眠しつつ更に西へと向かい、夕闇迫る頃、色とりどりの電飾付き高層マンション群が立ち並ぶ済南市内に到着。午後6時頃、ホテル近くのレストラン「梁記粥舗」での夕食となりました。ここで、今回のツアーに同行していただく、徐天進先生のお弟子さんで山東大学考古研究所教授の路国権先生との初対面となりました。路先生は安徽省での考古学会参加をキャンセルされ、我々に同行していただくことになったことに対し、感謝の意を伝えると、何故そんなことを知っているのか驚かれていました。また、今回見学予定の遺跡群には、2018年の「中国十大考古新発見」に選ばれる可能性の高い「滕州大韩墓地」を始め、現在発掘中で未公開の重要遺跡が含まれており、現地では厳重な警戒が敷かれていることから、予め国家文物局の「考古発掘証照」を得、見学許可を得たとのことでした。


若い路先生を迎えての初日の夕食宴、先ずは軽めの白酒で乾杯し、これまでの考古学ツアーでの体験談や路先生の南山大学での共同研究等を話題にしつつ、現地の野菜豊富な山東料理・魯菜を堪能しました。

夕食


午後8時、2泊するホテル「ソフィテル済南シルバープラザ」にチェックイン。この日は『中秋節』だったため、一行は午後8時半に、ホテル近くの済南古城景区にある「天下第一泉」と呼ばれる水量豊富な「五蓮泉」を散策しながら見学しました。ここは豊かな自然と歴史資源を持つため、国家歴史文化名城に指定されています。この日に備え、李ジュンさんは北京から密かに高級ワインを持参され、「泉城」と呼ばれるご当地での『中秋の名月』を全員で愛でようと準備されていました。一行は川面に浮かぶ東屋を陣取り、大喜びで夜空に浮かぶ見事な満月を見上げながら、高級ワインを味わっていました。(謝!謝!)


夕食


午後10時、初日の長時間に及ぶ車の旅の疲れも忘れ、風流な中国式『中秋節』の夜を堪能した一行は、明日に備えてホテルへと戻りました。ここのホテルはバスタブ無しのシャワーでした。(南無!)



 「山東省の古代遺跡を訪ねる旅」 報告

報告 1日目 出国・入国 & 「中秋節」

報告 2日目 「山東大学博物館」「山東省博物館」&「歓迎夕食会」

報告 3日目 「滕州大韩墓地」&「大汶口遺跡・大汶河、明石桥、民居」

報告 4日目 「泰山」「城子崖遺跡」「章丘焦家遺跡」

報告 5日目 「斉文化博物館」「斉国故排水道遺址」「殉場坑遺址」

報告 6日目 「青州市博物館」「駝山石窟」「青州古街」

報告 7日目 「青島市博物館」& 出国・帰国


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